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訓練士さんの言うことは聞く…
最近のペットブームで、犬のしつけに関する本がたくさん出まわっています。犬の気持ちがこんなに簡単にわかる!などのキャッチフレーズで、犬のしつけ方、芸のさせ方、その本を読んだだけで、もう簡単にできるように感じます。
TV番組でも、犬の訓練士・しつけのプロの方が出演して、それはそれは見事に犬をしつけ直していきます。見ていると、誰でもできそうに思えますし、また「あなたにも出来ます!」と言った感じで放送されています。
でも、全ての犬、とは言いませんが、できるようになる犬もいれば、半数以上の犬がそんなに簡単には、しつけられません。訓練士・しつけのプロの方がやって、初めてできるのです。犬は本当に人を見ます。
トリマーでも、犬によく噛まれる人、まったく噛まれない人、に分かれます。こちらが怖がれば、犬は強気で攻めてきます。が、まったく動じない人には、犬は警戒心を起こし、様子を見て、逆らうと怖いかも…といった感じで、ある程度は我慢します。
「待て」もできない、散歩中は飼い主を引っ張る、人に飛びかかるなどの犬の状態を訓練士・しつけのプロの方は瞬く間に矯正していきます。「これでうちの子もいい犬になりました。ありがとうございました。」というところで終わりますが、翌日には、また元通りという事が多いです。
どうして?とお思いでしょうね。
犬は、リーダーには服従するからです。
もともと、犬はグループで行動し、「リーダーが絶対」という習性を持っています。うまくしつけられない犬、言うことを聞かない犬、というのは、自分がリーダーだと思って生活しています。そこに、自分では太刀打ちできないリーダー(訓練士・しつけのプロ)が突然やってきてマナーを教えると、瞬時に勝てないと理解し、言うことを聞くのです。しかし、そのリーダーがいなくなれば、また群れのリーダーは自分だということになり、いつもの生活に戻ります。
犬は学習能力を持っています。時間をかけて教えれば、人間がリーダーだと理解するようになります。犬の性格もあるので、どれ位の時間だとは、一概には言えませんが、まずは、犬になめられないように、ダメな事は絶対に吠えられても聞き入れないことです。この時、叩いたり暴力に出ると、気性の荒い犬は、余計に反抗するようになります。
例えば、散歩のときは、犬が自分より前に出ないようにして、常に人間が先頭を歩きます。リードを短めに持って、犬が前に飛び出せないようにします。最初は、犬のほうも相当のストレスで足などにかじりついてくる場合もありますが、毅然とした態度をくずさず、広い公園などを目指します。この時、ほんの何秒かでも犬が自分の後ろを歩いたら、「良い子だ、えらい。」と褒め言葉をかけてあげてください。
犬が自由に走れる場所に着いたら、思いきり遊ばせてあげましょう。一緒にボール遊びをし、必ず犬にボールを拾わせるようにします。遊びの中でも、服従体制をとっていきます。この時の犬の心理は、ただ楽しいだけで、他には何も考えていません。自由に走れて、自分がボールを拾って飼い主に渡せば、また投げてもらえる、と楽しんでいます。
飼い主側も、犬がボールを持ってきたら、オーバーに褒め、「もう一回投げるよ。」などと優しく接します。犬の息が荒くなってきた頃を見計らって、遊びは終了。ゆっくり休ませたりせず(夏場は水を与え)、帰路につきましょう。
帰りも来たときと同じで、人間が前、犬は後ろ、とリードを短く持って歩きます。家に着いたら、「がんばった。」と声をかけながら、体をなでてスキンシップをとります。
と、こういった日常から少しずつ変えていかないと、犬の気持ちもなかなか変わるものではありません。時間をかけて、ゆっくり訓練してあげてください。誰でもそうですが、叱られるよりも、褒められるほうが好きです。犬は自分がリーダーだと思っていても、飼い主さんに褒められると、とても喜びます。
訓練士さんの言うことは聞くのに…と思わず、少しずつ犬の気持ちを変えていってあげましょう。その道のプロである訓練士さんのように短時間では出来ないと、頭に入れて接する事が大事だと思います。 |
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