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犬を買うのに最適な時間帯
最近のペットブームで、「子犬選び情報」などが氾濫していますから、犬を買いに来るお客様のチェックは、かなり鋭いです。耳の汚れ、肛門の汚れ、歯並びなど、すごく勉強してから、ペットショップに犬を買いにいらっしゃいます。
しかし、こちらもプロです。朝は子犬にきちんとブラシをかけ、耳、肛門の汚れなどもきれいにしておきます。歯並びも気になさるお客様が多いので、最初から犬の値段を下げておいて、売りに出します。お客様に聞かれたときに、「何ともないのですが、他の犬と比べて、ちょっと歯の噛みあわせが悪いので、お安くしています。」とお答えします。すると、かわいくて、安い、しかも特に発育などに問題ない犬ならと、買われるお客様も多いです。
子犬を買って帰って、下痢、嘔吐、最悪は死亡なんてことも、まれですが、あります。
一番大事なことは、歯並びより何より、健康な子犬を買うことです。
そこで、いかに健康で元気がある犬かを見極めるには、朝と夕方の食事の時間に見に行くことです。犬を買うときは、朝と夕方の2回、必ず見てください。
まず朝です。お腹が空いて大騒ぎし、与えられた食事(フード)に飛びつくように食べるのは、健康な証拠です。この時、子犬ですから大半はドライフードをふやかしたものを食べています。グロースと呼ばれるフードがほとんどで、それだけで十分な栄養が取れます。なのに、ドライの他に缶詰などを混ぜている犬は、ドライだけでは食べないか、食欲が落ち気味である可能性が高いです。缶詰は味も濃いですし、においもあり、食欲をそそります。やはりドライだけを食べている犬の方が良いでしょう。
食べ終わると、ほとんどの犬が便をします。下痢や軟便ではないか確認しましょう。健康な子犬は、コロンとした硬い形のある便をします。これで朝のチェックは終わりです。
夕方、夕食の時間帯も朝と同じで、食欲もあり、便も普通でしたら、その子犬は本当に元気で体力もあります。体力があまりない子犬は、1日中、人に見られて、夕方は疲れています。そのため、食欲が落ちたり、下痢したりといった症状が出てしまいます。疲れさせなければ平気ですが、環境変化でも下痢する可能性が出てくるので、朝、夕、元気で食欲もあり、便も普通の子犬を選ぶと良いでしょう。
チワワ等の極小犬は、元気で体力があっても、食べるのが遅かったり、あまりがっついて食べない犬もいます。そういう場合は、便の様子を見て決めてください。
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