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耳の病気の手当て
犬の耳の病気で一番多いのは、外耳炎だと思います。特に耳が垂れ下がって、いつも耳の穴が隠れている犬種は、どうしても耳の中が湿った状態になり、外耳炎になりやすいです。
「シャンプーの後に外耳炎になった。」とよく言われるのですが、犬のシャンプー中に、耳の穴の中に直接水を入れるような事でもしない限り、そう簡単に水は入りません。多少、水が入ったとしても、ペットショップではシャンプー後すぐに乾かし、耳掃除をするので、それが原因とは言いにくいです。
まず、犬の耳掃除の仕方ですが、耳の中に毛が生えている犬種、、代表すると、シュナウザーや、シーズー、マルチーズなどですが、これらの犬種は、まず耳の毛を抜かなくてはなりません。抜かずに耳掃除だけしても綺麗にはならないからです。カンシと呼ばれるもので抜くのですが、慣れていないと耳の中を逆に傷つけてしまうので、トリマーにやってもらう方がいいと思います。
ペットショップによって値段の違いがありますが、耳掃除だけですと平均500円程だと思われます。毛を抜いた後、ゲルネと呼ばれる耳掃除の薬を付けて、綺麗に綿棒でお掃除します。犬の耳の中は、簡単に言えば直角になっているので、まっすぐ綿棒が入るところまで入れても、鼓膜にあたるという事はありません。ですから自宅でも簡単にお手入れできます。
耳の垂れ下がっている犬種の場合は、掃除の最後にイヤーパウダーと言うものを入れます。これによって耳の中を乾燥した状態にするのです。
犬の耳の中から、黒い耳垢が出てくるような場合は、耳ダニの可能性が高いです。この場合は、耳ダニを駆除しなければならないので、病院に行く必要があります。処置方法は、まず耳垢を顕微鏡で調べて、ダニがいるかを確認します。ダニがいた場合は、耳ダニ駆除の薬を耳の中に入れます。ダニを殺す薬を作っているメーカーでは、薬を入れるのは1度でいいと言っていますが、その薬で死ぬのは親のダニだけで、卵は死にません。ですから卵が孵化する約2週間後に、もう一度薬を入れます。
もしも、獣医師に「耳ダニ駆除の薬は、1度で大丈夫です。」と言われても、2〜3週間後、犬の耳の中を確認しましょう。「耳ダニ駆除の薬は1度で大丈夫です!」と言った獣医師は今まで会った事がありません。メーカーがなぜ1度で大丈夫と言っているか、今だに謎です。 |
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