|
|
本当にあった過激な話
皆さん共食いってしってます?よく聞くのはハムスターなどだと思います。
私が勤めていたあるショップで、春先に催事を行う事になりまして、犬だけでなく、小動物も仕入れようと言う事になりました。春はやはりシマリスです。
しかし予約が遅かった為、問屋にはほとんどいなく、なんと台湾の業者から
輸入する事になったのです。50匹単位じゃないと仕入れられないらしく、50匹来る事になりました。お店に届いたのは50匹も入っているとは思えない大きさのダンボールで、(小型犬のゲージの半分位)もちろん空気穴は開いてましたが、何となく嫌な感じが・・・。
4〜5匹程度にゲージに分けなければならないし、お腹もすいているだろうし、とにかく開けました。一見元気そうなシマリスがウジャウジャ、こんなにいるのを見るとかわいくないねぇ〜、なんていいながらよ〜く見ると、下の方に何匹もの死骸が、しかも明らかに食べられた後で、ホントに悲鳴が出ました。
この一見かわいいリスが共食いなんて・・・、店長によると、水分が足りなくなると弱いものから食べられていくんだそうです。輸送に2〜3日はかかっていたみたいで、送った向こうの業者は何にも考えず、小さな籠に入れるだけ入れて送ったよこしたんです。怖さと、気持ち悪さと、ほとんど鳴きながら他のゲージに4〜5匹ずつ入れていくと、50匹のはずが、36匹しかいないんです。
店長がボソッと、「逃げたのね・・・」と、ギャグなのか現実逃避なのかそう言うので、後は何もいえませんでした。それから私はリス苦手です。一匹なら良いですが、3匹以上見ると寒気がします。
シマリスは元々個人宅でオス・メス飼って子供を産ませても中々上手に育てられません。神経質でちょっとでも気に障ることがあるとメスは子供を食べてしまいます。母性愛が強すぎて、子供が危険だと思うと自分の中に戻そうという本能がはたらくからだそうです。
ウサギなどもそうです。まれに大型犬のピレニーズという犬種の犬がいます。気性のおとなしい、多産犬種ですが、あまりのも産んだ子犬の量がい多い時は小さく弱いのを食べてしまう時が稀にあるそうです。1〜2匹を犠牲にして他の子を育てようという本能なのでしょうか?ハムスターも産んですぐ人に触られたり見られたりするとすぐに食べてしまいます。自分の中にという本能なのでしょうが、水の与え方が少ない場合も食べてしまいます。母体を優先するよう本能で決まっているのでしょうか?
1度ジャンガリアンハムスターをお店で繁殖していた時、プラケースに一匹ずつで、待遇は決して悪くなかったのに、朝餌と水を入れた時に子供が生まれているのを確認しました。そっとして置くのが一番とケースに触りもしなかったのに、昼過ぎに母ハムが、こちらを見ながら赤いガムを食べているのが見えました。何でガムが?と、近寄ってよく見ると子供を食べていたんです。引っ張って、ちぎって食べるので、遠くからはガムをかじっているように見えました。絶句でした。もう手の施しようがありません。仮にまだ生きているのがいたとしても1p程の赤ちゃんハムを育てるのは不可能です。
「しばらくジャンガリアンの世話から抜ける〜」と、絶叫して、落ち込んでいると、小動物に詳しいお店の子が、「実は言うと込み悪がると思って黙ってたんですが、」と、真剣な顔で言ってくるんです。「何〜?」と、怯える私に、「ゴールデンハムスターいますよね。」当時はゴールデンハムスターも販売していたんです、繁殖はしないで、仕入れたのを売るだけでした(ジャンガリアンより3〜4倍大きいハムスターです)その時お店にゴールデンハムスターが2匹ほどいました。
「ゴールデンハムスター最初8匹いたじゃないですか、オス・メス4匹づつ、」 「売れたんでしょう?」(当時私は本店と支店と掛け持ちする事も多く、支店の方にいない時が多かったので、帰ってきていない時は売れたんだと思って気にしていませんでした。)恐る恐る聞くと、「売れたのもいますが、共食いされて死んだのもいます!」
「一番すごかったのが、朝来たら頭だけ残ってたんですよ〜」と、倒れそうになりましたよ。「それどうしたの?」と聞くと、「ちゃんと処分して掃除しておきました」と、強い! 良く出来たねって聞くと、「誰もいないし、結構多いから慣れました」と、慣れなくていい〜!
倒れそうになりながら、社長に電話して「共食いで減るんで仕入れても赤字ですから、もう仕入れません」と、すぐに電話しました。社長は「そっか〜、ネズミ系ってともぐいするんだよなぁ〜、俺も若い時ハツカネズミ繁殖させてる最中共食い現場みてから、もうダメ!」と、だから支店にだけ置いてたのね・・・。思い出してもゾッとする話です。
野性の本能は強い物が生き残るよに出来てるんですね。野性の本能もすごいですがなれて平気で片付けられるようになったその時一緒に働いていた女の子の方に凄さを感じました! 尊敬です! |
|